コラム

【台湾の大学ランキング2024】人気大学と就職事情を解説

台湾出身者の採用および選考プロセスにおいて、「台湾の学歴は!?」「この大学の評判は!?」「この教育機関の学位は大学と同等!?」など、疑問を抱えることはありませんか?

この記事では、このような疑問を抱える人事および採用担当者の方々に向けて、台湾の大学ランキング、教育制度、台湾人の就職事情に関する情報を紹介しています。

目次

台湾の基本情報と特徴

台湾の大学ランキングや就職事情の前に、まずは、台湾という国の基本情報と特徴を見ていきましょう。台湾は、正式には中華民国(Republic of China、ROC)とも称される、東アジアに位置する島国です。

地理的特徴と首都

台湾は中国大陸の東方、フィリピン海に浮かぶ島国で、中国の福建省から約180キロメートルの距離に位置しています。台湾の面積は約36,193平方キロメートルで、多くの小さな島々も点在しています。台湾の首都は台北市(Taipei)で、政治、経済、文化の中心地です。

人口と言語

2022年の推定人口はおよそ2,370万人です。

主要な言語は中国語(国語または台湾華語とも呼ばれる)で、台湾では繁体字が一般的に使用され、英語も観光地や国際ビジネスで幅広く通用します。

政治と経済

台湾は民主的な政治体制を採用しており、大統領制の共和制国家です。国民代表大会(Legislative Yuan)と呼ばれる議会が設置され、立法機関の役割を果たしています。

台湾は高度に工業化された国で、世界的に競争力のある経済を有しています。主要な産業には電子機器、半導体、情報技術、製造業が含まれており、台湾はアジアの「四小龍」として知られ、経済成長と技術革新において重要な役割を果たしています。

歴史と文化

台湾は多くの国や帝国に支配された長い歴史を持ちます。清朝、日本、そして中華民国などが台湾を統治しました。中華民国政府は中国共産党による中華人民共和国(中国本土)の成立後も、台湾を中国の正統政府と主張し続けています。

台湾の文化は、中国本土の文化に大きな影響を受けつつも、独自の特徴を備えています。食文化、宗教、祭りなどが多様で豊かです。台湾は美しい自然環境や観光地も多く、観光業も国内経済において重要な産業です

国際的地位

台湾は国際連合に加盟していないものの、一部の国と国際的な交流が行われており、外交的な関係は中国との複雑な状況にあります。

台湾の教育制度の特徴

ここからは、一般的な台湾の教育制度の特徴についてみていきましょう。

学年歴と義務教育

まず、台湾の学年暦は8月から始まり、翌年の7月に卒業するという独自のものです。義務教育は6歳から15歳までの9年間に及び、この期間内で基本的な学習が行われます。

就学前教育(2歳から5歳)

就学前教育は、2歳から5歳までの幼児を対象にし、教育と保育の機能を併せ持つ幼児園で提供されています。

初等教育

小学校(初等教育)は基本的に6年制で、ほぼ全ての児童が小学校に在籍します。

中等教育

中等教育は前期と後期に分かれており、前期中等教育は国民中学で3年間行われ、卒業者には「国民中学卒業証」が授与されます。後期中等教育は高級中等学校で3年間行われ、卒業者には「高級中等学校修了証」が授与されます。高級中等学校には普通型、技術型、総合型、単科型の4つのタイプが存在し、異なるカリキュラムを提供しています。

高等教育

高等教育は多岐にわたり、専科学校、技術学院、科学技術大学、単科大学、大学などの様々なタイプの教育機関で提供されています。専科学校には5年制と2年制の2つの種類があり、それぞれ異なる学位を授与します。大学や単科大学は学士課程、修士課程、博士課程を提供し、専門的な教育を行います。

台湾の教育制度は進学率が高く、中高生向けの補習班などの塾も存在しており、多くの学生が高等教育を受ける機会を持っています。

教育行政

教育行政は中央政府の行政院と各地方政府の教育局によって運営されており、教育の監督と管理が行われています。

台湾と日本の教育制度の共通点

台湾と日本の教育制度にはいくつかの共通点があります。ここからは、その共通点について詳しく紹介していきます。

義務教育の期間

台湾と日本は、義務教育の期間が9年間である点で共通しています。この期間内で基本的な学習が行われ、小学校から中学校へ進学することが一般的です。

高等教育

台湾と日本は高等教育機関を豊富に有しており、学士、修士、博士などの学位プログラムが提供されています。高等教育の質が高く、多様な学術分野が網羅されています。

中央管理的な教育行政

台湾と日本は、教育を監督し管理する中央政府の組織が存在します。台湾では教育部(Ministry of Education)が、日本では文部科学省がこれに相当します。これらの組織は教育政策や規制を策定し、教育の質を維持・向上させています。

台湾と日本の教育制度の違い

一方で、台湾と日本の教育制度にもいくつかの違いがあります。ここからは、その違いを紹介していきます。

学年暦

台湾の学年暦は8月から始まり、翌年の7月に卒業する一方、日本の学年暦は4月から始まり、3月に卒業します。このため、学期の開始時期や休暇のタイミングが異なります。

教育カリキュラム

台湾と日本の学校教育のカリキュラムは、一部共通点がありつつも、異なる教育内容や科目があります。特に、歴史や文化、言語などのカリキュラムにおいて、両国は異なるアプローチを取っています。また、台湾は英語教育に力を入れており、英語の授業が多くなっています。

台湾の大学ランキング(TOP20)

異なるランキングソースのデータを参考にして、台湾の大学を総合的に評価した「YOLO WORK」独自の台湾大学ランキングを紹介していきます。

1位:国立台湾大学 (National Taiwan University)
2位:国立清華大学 (National Tsing Hua University)
3位:台北医学大学 (Taipei Medical University)
4位:国立台湾科技大学 (National Taiwan University of Science and Technology)
5位:中国医薬大学 (China Medical University)
6位:国立陽明交通大学(National Yang Ming Chiao Tung University)
7位:国立成功大学 (National Cheng Kung University)
8位:国立中山大学 (National Sun Yat-Sen University)
9位:国立中興大学 (National Chung Hsing University)
10位:亜洲大学台湾 (Asia University Taiwan)
11位:長庚大学 (Chang Gung University)
12位:天主教輔大学 (Fu Jen Catholic University)
13位:国立台湾師範大学 (National Taiwan Normal University)
14位:国立台湾海洋大学 (National Taiwan Ocean University)
15位:国立中央大学 (National Central University)
16位:逢甲大学 (Feng Chia University)
17位:国立政治大学 (National Chengchi University)
18位:中原クリスチャン大学 (Chung Yuan Christian University)
19位:元智大学 (Yuan Ze University)
20位:国立中正大学 (National Chung Cheng University)

それでは、それぞれの大学の特徴を見ていきましょう。

1位:国立台湾大学 (National Taiwan University)

国立台湾大学(NTU)は、台湾で最も歴史ある大学の一つであり、教育力と研究力の両面で高い評価を受けています。NTUは多様な学術分野で優れたプログラムを提供し、国際的な学術コミュニティとの緊密な連携を築いています。また、美しい台北市内のキャンパスは近代的で設備が整備されており、学生たちは高品質の学習環境で学ぶことができます。

2位:国立清華大学 (National Tsing Hua University)

国立清華大学(NTHU)は、台湾でもトップクラスのエリート大学で、特に理工学、工学、自然科学の分野で強みを持っています。国際的な研究機関との協力を強化し、世界的な研究プロジェクトに積極的に参加しています。また、イノベーションと起業家精神を奨励し、学生たちはアイデアを実現するためのサポートを受けることができます。

3位:台北医学大学 (Taipei Medical University)

台北医学大学(TMU)は、医学と健康科学に特化した大学で、医学、歯学、薬学、看護学などの分野で高い評価を受けています。国際的な医療研究機関との連携を強化し、医療技術の革新と疾患の治療法の開発に取り組んでいます。学生たちは病院や医療機関での実務経験を通じて実践的なスキルを磨くことができます。

4位:国立台湾科技大学 (National Taiwan University of Science and Technology)

国立台湾科技大学(Taiwan Tech)は、工学と技術分野で高い評価を受けており、特に工学、情報技術、デザイン、ビジネス関連の学科が強化されています。産業界との連携を重視し、技術革新や新製品の開発に貢献しています。国際的なキャンパスで異なる文化からの学びが促進されています。

5位:中国医薬大学 (China Medical University)

中国医薬大学(China Medical University)は、台湾で医療分野で高い評価を受けており、医学、薬学、看護学、歯学などの分野で教育と研究が行われています。国際的な研究プロジェクトに参加し、医療技術の向上と疾患治療の研究に貢献しています。学生たちは病院や医療機関での実務経験を通じて実践的な医療スキルを磨くことができます。

6位:国立陽明交通大学(National Yang Ming Chiao Tung University)

国立陽明交通大学(National Yang Ming Chiao Tung University)は、医学と工学分野に特化した台湾の優れた大学です。医学部門では高品質な医療教育と臨床実務経験を提供し、学生たちに卓越した医療知識とスキルを養成します。また、国際的なアプローチを重視し、異なる国からの多国籍学生と交流しながら、国際社会で活躍できる力を育てます。研究とイノベーションにも力を入れ、医学、バイオテクノロジー、工学、情報技術などの分野で先端研究を展開しています。

7位:国立成功大学 (National Cheng Kung University)

国立成功大学(National Cheng Kung University、NCKU)は、台湾でトップの総合大学の一つで、工学、自然科学、社会科学、文学など幅広い分野で高い評価を受けています。NCKUは国際的な学術研究を推進し、産業界との協力を強化しています。特に工学と技術分野では世界的な評判があり、学生たちはイノベーションと起業家精神を奨励されています。美しい校舎と豊富なリソースを活かして、学生たちは多彩な学際的なプログラムに参加することができます。

8位:国立中山大学 (National Sun Yat-Sen University)

国立中山大学(National Sun Yat-Sen University、NSYSU)は、台湾の高度成長地域である高雄に位置し、ビジネス、経済、社会科学、海洋学などの分野で強みを持っています。中山大学は国際的な教育と研究に重点を置き、多国籍の学生と教員からなる多様なコミュニティを擁しています。また、高雄の港湾都市に位置することから、海洋関連の研究と産業との連携が盛んであり、海洋科学においても高い評価を受けています。

9位:国立中興大学 (National Chung Hsing University)

国立中興大学(National Chung Hsing University、NCHU)は、台湾で農学、農業科学、環境科学、生命科学などの農業関連分野で高い評価を受けています。NCHUは台湾の農業と環境保護に貢献し、持続可能な農業プラクティスと環境保護に焦点を当てた研究と教育を提供しています。また、農学だけでなく、工学、生命科学、経済学などの分野でも一流のプログラムを提供しており、学際的なアプローチを奨励しています。

10位:亜洲大学台湾 (Asia University Taiwan)

亜洲大学台湾(Asia University Taiwan、AU)は、比較的新しい大学でありながら、国内外からの学生を魅了する独自のプログラムとカリキュラムを提供しています。AUは特にビジネス、情報技術、デザイン、ヘルスケア、観光などの分野で高い評価を受けており、実務経験を重視した教育が行われています。学生たちは実践的なスキルを磨きながら、国際的な視野を持つことができます。キャンパスはモダンで多彩なリソースが利用でき、学際的な交流と協力が奨励されています。

11位:長庚大学 (Chang Gung University)

長庚大学 (Chang Gung University、CGU)は、医療系大学として知られ、医学部門が特に優れています。高度な医療技術と臨床経験を強調し、国際的に評価される医療専門家を育成しています。バイオテクノロジーや健康科学の分野で研究とイノベーションに取り組んでいます。

12位:天主教輔仁大学 (Fu Jen Catholic University)

天主教輔仁大学 (Fu Jen Catholic University)は、宗教的な背景を持ちながら、人文学、社会科学、宗教学など多くの分野で高い評価を受けています。国際的な環境で学生に異文化理解を促進し、国際的な経験を提供しています。

13位:国立台湾師範大学 (National Taiwan Normal University)

国立台湾師範大学 (National Taiwan Normal University、NTNU)は、教育学、言語学、芸術、スポーツ科学などの分野で高い評価を受けています。教育者の養成に力を入れ、国内外で教育分野のリーダーを育てています。幅広い学問領域で研究活動を展開し、文化芸術にも貢献しています。

14位:国立台湾海洋大学 (National Taiwan Ocean University)

国立台湾海洋大学 (National Taiwan Ocean University、OTNU)は、海洋科学と関連分野に特化した大学で、海洋学、水産学、環境科学などのプログラムを提供しています。海洋研究と環境保護に取り組み、海洋資源の持続可能な利用に貢献しています。

15位:国立中央大学 (National Central University)

国立中央大学 (National Central University、NCU)は、工学、理学、経済学など多岐にわたる分野で高品質な教育と研究を提供しています。特に工学部門は国際的に評価され、宇宙科学、物理学、電子工学などの分野で優れた研究を行っています。産業界との連携を強化し、学生に実務経験を提供しています。

16位:逢甲大学 (Feng Chia University)

逢甲大学 (Feng Chia University)は、工学、ビジネス、デザインなど多くの分野で高品質な教育を提供し、産学連携に力を入れています。特に情報技術分野での研究が優れており、技術革新に貢献しています。学際的なプログラムや国際交流の機会も豊富です。

17位:国立政治大学 (National Chengchi University)

国立政治大学 (National Chengchi University)は、社会科学、法学、経済学、マネジメントなどの分野で高い評価を受けています。政治学と国際関係学において特に優れたプログラムを提供し、政府や国際機関でのキャリアに向けた教育を行っています。アジア研究にも注力しており、国際的な学術交流が盛んです。

18位:中原クリスチャン大学 (Chung Yuan Christian University)

中原クリスチャン大学(Chung Yuan Christian University)は、キリスト教の価値観を基盤に、工学、ビジネス、環境科学などの分野で教育と研究を行っています。環境保護技術とイノベーションに力を入れ、持続可能な社会への貢献を目指しています。国際的な交流プログラムも多彩で、異文化理解を深める機会が豊富です。

19位:元智大学 (Yuan Ze University)

元智大学 (Yuan Ze University)は、ビジネスマネジメント、電子工学、情報技術などの分野で高い評価を受けており、実務的なスキルを重視したカリキュラムを提供しています。産学協力プロジェクトに積極的に取り組み、学生に実践的な経験を提供しています。国際的な学生交流プログラムも充実しています。

20位:国立中正大学 (National Chung Cheng University)

国立中正大学 (National Chung Cheng University)は、工学、文学、社会科学など多様な分野で教育と研究を展開しています。特に工学部門が優れており、情報通信技術、バイオテクノロジー、環境工学などの分野でリーダーシップを発揮しています。学際的なアプローチと国際協力により、学生の能力を伸ばす環境を提供しています。

台湾の就職事情

最後は、台湾の就職事情について、紹介していきます。

労働市場と景気

台湾の労働市場は一般的に健全で、失業率は比較的低い水準にあります。台湾は製造業やサービス業が発展し、多くの国際的な企業が進出しています。しかし、景気には変動があり、世界的な経済状況に左右されます。景気が好調な時期には、就職機会が増え、逆に不況の時期には競争が激化します。

産業分野

台湾の主要産業は電子機器、半導体、情報技術、製造業などです。これらの分野における需要が高く、多くの就職機会があります。また、観光業や金融業も重要な産業です。

教育とスキル

台湾は高度に教育が整っており、多くの優秀な大学や研究機関が存在します。教育水準の高さと技術スキルの向上が、就職競争において優位に立つ要因となります。多くの台湾人は外国語(主に英語)も習得しており、国際的なビジネスに従事するのに有利です。

就職活動

台湾の就職活動は一般的には大学卒業後に行われます。企業との面接や試験が一般的で、多くの学生がインターンシップを経て就職先を見つけます。

外国人採用ならYOLO WORK

外国人材の採用は、ビザの制度や手続き、外国人特有の採用方法、職場への受け入れなど、初めての場合はわからないことが多くて不安ではないでしょうか?

YOLO WORKは2,100社以上の導入実績があり、専門スタッフが求人掲載から応募、面接までのサポートも行っているため、初めて外国人を採用する方も安心してお任せいただけます。


まずは資料をご覧になりたい方は、下のボタンからご連絡ください。


資料請求はこちら

関連記事

Form CTA

最新のお役立ち記事

  1. 東京都に住む外国人労働者の特徴

  2. 外国人の銀行口座開設におすすめの銀行をまとめて一覧で紹介

  3. 関西空港、外国人観光客はコロナ禍前の97%に回復

  4. 日本語を理由に外国人旅行者への宿泊拒否、ふくの湯が謝罪文掲載

  5. 日本在住外国人がよく買うファストファッションブランドランキングTOP10【YOLO総研】

  6. 岡山県内の外国人労働者数、4年ぶり10%超の増加率で過去最多更新

  7. 日本警察の「レイシャル・プロファイリング」で人種差別問題が表面化

Archives

TOP