コラム

ベトナム人雇用のメリットや注意点を分かりやすく解説

近年、ベトナム人労働者が日本の企業や海外で働く人々の中で急速に増えています。彼らと共に働くためには、ベトナム人雇用のメリットを理解し、うまくいくためのコツや注意点を把握することが重要です。

本記事では、ベトナム人労働者が増える背景、ベトナム人雇用のメリット、採用がうまくいくコツ、求人や面接の際の注意点、そしてベトナム人との会社での接し方のコツについて解説します。

ベトナム人労働者が増えている背景

出入国在留管理庁の『令和4年6月末現在における在留外国人数について』によると、在留ベトナム人は、中国人の744,551人の次に多い476,346人です。

前年比で約10%の増加をしており、日本に在留する外国人の約16%がベトナム人です。

約50万人のベトナム人ということですが、日本では50万人以上の都市が「大都市」とされているので、大都市1つ文の人口ということがわかります。また、鳥取県の人口が553,407人ですので、だいたい鳥取県の人口くらいのベトナム人が日本に住んでいることになります。

(引用)令和4年6月末現在における在留外国人数について | 出入国在留管理庁

在留ベトナム人・ベトナム人労働者が増えている理由

日本で働くベトナム人が増加している背後には、いくつかの理由があります。その中でも、高い給料、日本製品への親しみ、アニメ・マンガ文化への魅力、そして日本とベトナムの地理的な近さや日本の法制度の信頼性、安全な生活環境が挙げられます。これらの要因は、なぜベトナム人が日本で働くことを選ぶのかを説明しています。

ベトナムの経済成長
ベトナムは近年、急速な経済成長を遂げ、それに伴い雇用機会が増加しています。特に製造業、建設業、サービス業などの分野で労働力が必要とされています。ベトナムの人口は若い労働年齢層が多く、高い出生率が労働力供給を刺激しています。

ベトナム政府の国際労働移動支援
ベトナム政府は国際労働移動を奨励し、労働者の海外派遣を支援しています。この政策により、ベトナム人労働者は日本、韓国、台湾、欧米諸国などで増加しています。

教育改革と技能向上
ベトナム政府は教育改革に力を入れ、若者のスキル向上を促進しています。技能実習制度や職業訓練プログラムが充実しており、高い技能を持つベトナム人労働者が増加しています。

在留ベトナム人の在留資格割合

ベトナム人の在留資格を見てみると、「技能実習」が181,957人で日本にいるベトナム人の約4割を占めています。次に多いのが、「技人国」「特定技能」です。

在留資格別ベトナム人の人数
日本在住の全ベトナム人:476,346人(100%)
・永定配:32,875人(約6.90%%)
・技人国:72,997人(約15.32%)
・特定技能:52,748人(約11.07%)
・技能実習:181,957人(約38.20%)
・留学:44,358人(約9.31%)
・その他:91,411人(約37.29%)
(参考)令和4年6月末現在における在留外国人数について | 出入国在留管理庁

在留ベトナム人が多く住んでいる都道府県(TOP10)

順位都道府県
1愛知県49,719
2大阪府47,577
3東京都37,958
4埼玉県34,702
5神奈川県30,049
6千葉県27,393
7兵庫県26,023
8福岡県19,840
9静岡県15,609
10茨城県15,250

(参考)在留外国人統計(旧登録外国人統計) 在留外国人統計 月次 2022年12月 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

ベトナム人雇用の6つのメリット

ここからは、日本企業がベトナム人を雇用する際の主なメリットを6つ紹介します。

①労働力の充実と若手人材の確保

日本が高齢化に直面しているのに対し、ベトナムは生産年齢人口(15〜64歳)が多く、若い労働力を確保するのが比較的容易です。日本の企業は、将来の人材不足に備えて、ベトナムから若手人材を採用することで、持続可能な人材供給を確保できます。ベトナムの労働年齢人口が多いことは、企業にとって大きなアドバンテージです。

②優れたITスキルと高い教育水準

ベトナムはIT教育に力を入れ、高度なITスキルを持つ人材が多く存在します。特に、若い世代はプログラミングやパソコン教育に親しんでおり、高度な技術を習得しています。これは、ITスキルを必要とする企業にとって魅力的であり、ベトナム人材の雇用を検討する価値があります。

③良好な日本への好感度と文化的親和性

日本とベトナムは長い友好関係を築いており、ベトナム人は日本に対して好感度と文化的な親和性が高い傾向があります。日本がベトナムに提供した経済援助や日本のテレビ番組などが、この親日感情を育んできました。多くのベトナム人が日本への興味を抱き、日本企業での働く意欲が高いことは、採用担当者にとってプラスの要因です。また、文化的な共通点も存在し、円滑なコミュニケーションが期待されます。

④学習意欲と適応力の高さ

ベトナム人労働者は学習意欲が高く、新しいスキルを習得しようとする姿勢が強いです。また、異なる文化に適応する能力も高いため、国際的なビジネス環境での適応力に優れています。企業は、ベトナム人労働者が柔軟かつ向上心を持って仕事に取り組むことが期待できます。

⑤誠実さ、勤勉さ、責任感

ベトナム人は一般的に誠実で勤勉であり、仕事に対する責任感が強いです。これは企業にとって高く評価される特性であり、信頼性の高い労働力を提供します。また、日本の労働環境に適応しやすいとされています。

⑥経済援助(ODA)と日本のメディアから育まれた親日感情

ベトナムの若者層は、日本の経済援助(ODA)がベトナム社会に貢献したことや、日本のテレビ番組を通じて日本に対する好感を持っています。この親日感情は、ベトナム人が日本企業で働く際に、日本文化やビジネス環境に対する理解を助けています。

ベトナム人労働者増加の背景を知りベトナム人採用を進める

ベトナム人雇用のポイント・注意点

ここからは、ベトナム人雇用のポイントと注意点を「求人作成」「面接」の2つのフェーズに分けて紹介します。

求人作成のポイント・注意点

①仕事内容を明確にする
求人広告を作成する際に、最初に考慮すべきポイントは仕事内容の明確化です。具体的な職務内容や業務範囲をできるだけ詳細に記載しましょう。

これにより、応募者は求人内容を正確に理解し、自分のスキルや経験が適しているかどうかを判断できます。

②必要な資格やスキルの明記する
次に、求人広告には求める資格、スキル、語学力、経験などを明確に記述しましょう。これにより、適切な候補者が応募する可能性が高まります。

また、求人広告内にこれらの要件を含めることで、Google検索結果で特定のスキルや資格に関するキーワードで上位表示されやすくなります。例えば、「ベトナム人エンジニアの求人」などといったキーワードを含めることが効果的です。

③労働条件の明示する
求人広告には給与、勤務時間、休日、福利厚生などの労働条件を明確に記載しましょう。これは応募者にとって重要な情報であり、正確な情報提供が信頼性を高めます。

また、この情報は検索エンジンによっても評価され、求人広告が関連する検索クエリに表示されやすくなります。例えば、「ベトナム人労働者向け日本での給与条件」などのキーワードを含めることが有効です。

④サポートや福利厚生を明示する
最後に、求人広告には研修プログラム、サポート体制、寮や食事の提供など、働く環境に関する情報を追加しましょう。これにより、応募者は職場環境や福利厚生について詳細な情報を得ることができ、応募の意欲が高まります。

特に、外国人の中には、仕事の条件が合えば、「引越しをしたい」「寮に入りたい」などのニーズも強いためしっかりと明記しましょう。

面接時のポイント・注意点

面接時のポイントと留意事項について、詳細な説明を提供します。これらの要点を正確に伝えることで、求職者の適性を確認し、適切な人材を採用するのに役立ちます。

①言語スキルの確認
求人広告に応募したベトナム人候補者との面接では、言語スキルを確認することが重要です。特に、ベトナム語と日本語(または他の必要な言語)のコミュニケーション能力を評価しましょう。言語スキルは、業務での円滑なコミュニケーションに不可欠であり、仕事の適性を判断する上でも重要な要素です。

②職歴とスキルの詳細な確認
面接では、候補者の過去の職歴と具体的なスキルに焦点を当てましょう。彼らがどのようなプロジェクトや業務経験を持ち、どのようなスキルを習得してきたのかを詳しく探ります。これにより、求人のポジションに対する適性を判断しやすくなります。

③適応能力と意欲の評価
特に国際的な環境での勤務を想定している場合、候補者の適応能力や長期的な意欲を評価することが重要です。異文化環境での適応能力は、円滑なチームワークやプロジェクトの成功に不可欠です。また、長期的な勤務意欲は、採用後の安定性を保証するのに役立ちます。

④価値観と期待の明確化
候補者に対して、仕事に対する価値観や期待に関する質問を行い、企業の求める人物像と合致するかどうかを明確にしましょう。これにより、文化的な適合性や価値観の一致を確認できます。

⑤面接進行に注意
言語や文化の違いを考慮し、面接の進行に細心の注意を払いましょう。通訳を使用する場合は、情報が正確に伝わるよう確認しましょう。これにより、面接プロセスがスムーズに進行し、候補者とのコミュニケーションが円滑に行えます。

ベトナム人採用のコツや注意点を詳しく教えて

雇用したベトナム人が定着するためのコツ

ベトナム人を雇用し、定着させるための詳細なポイントと注意事項について、以下で詳しく説明します。

①文化や習慣の理解とコミュニケーションスタイルの適応

ベトナム人の文化や習慣を理解し、それに適応することは、円滑なコミュニケーションと定着の鍵です。

・敬意を示す姿勢
ベトナム文化では、年長者や上司に対する敬意が非常に重要視されます。面接や日常のコミュニケーションで敬語や礼儀正しい言葉遣いを心がけましょう。相手に対する尊重を示すことは、信頼関係の構築に役立ちます。

・間接的なコミュニケーション
ベトナム人は感情や意見を直接的に表現することを避ける傾向があります。したがって、彼らの意図や気持ちを読み取るためには、間接的なコミュニケーションのスキルが必要です。相手が何を考え、望んでいるかを探るためにリスニングスキルを養いましょう。

・通訳の活用
言語の壁がある場合、通訳者を活用することが重要です。通訳者を使う際には、情報が正確に伝わるように指示し、コミュニケーションを円滑に進めましょう。

②オープンな態度とチームビルディング活動

ベトナム人スタッフとの円滑な関係を築くためには、以下のポイントに注力しましょう。

・オープンで友好的な態度
ベトナム人スタッフに対してオープンで友好的な態度を示しましょう。彼らが自分の意見や質問を気軽に提出できる環境を整えます。相手の意見を尊重し、対話を奨励しましょう。

・チームビルディングと交流イベント
異文化理解を深めるために、チームビルディングや交流イベントを計画しましょう。これにより、お互いの文化を尊重しながら、協力関係を築く機会を提供します。共通の目標に向かって協力することで、チームワークが向上し、文化的な違いを受け入れやすくなります。

③フィードバック、サポート、フォローアップ

ベトナム人スタッフの定着をサポートするために、以下の方法を実施しましょう。

・面談とサポート
定期的な面談を通じて、ベトナム人スタッフの業務上の問題や悩みを共有しましょう。必要に応じてサポートやアドバイスを提供します。これにより、彼らの成長を促進し、業務への自信を高めることができます。

・適切な評価とフィードバック
ベトナム人スタッフの適応状況や働きぶりを定期的に確認し、適切な評価とフィードバックを提供しましょう。労働環境や福利厚生にも目を向け、彼らが働きやすい環境を整えることで、長期的な雇用関係を築けます。

ベトナム人を雇うための求人やサポートの方法

まとめ

ベトナム人労働者と共に働くためには、日本において在留する人口が増加する背景や採用のメリットを理解し、適切な採用プロセスを実施することが重要です。

また、ベトナム人と円滑にコミュニケーションを行い、互いに理解し合える職場環境を築くことが、双方にとって生産的な関係を構築する鍵となります。本記事で紹介したコツや注意点を活用し、ベトナム人労働者との協力関係を築いていきましょう。

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